~3つの感染対策の取り組みについて~
① 待合室の前室での検温と手指消毒の徹底
クリニックの自動ドアを通ったところに非接触型体温測定器を設置しています。皆様には、受付前に必ず体温測定をお願いしています。もし、体温が高い場合には、受付を行う前に設置されているブザーで“体温が高い”ことを教えていただきます。すぐに感染対策を施したスタッフが対応させていただきますので、待合室に居る患者さんとは決して接触することがありません。
患者さん同士が、安心して待合室での時間を過ごしていただけるように配慮しています。
② 感染症者専用の待合室と診察室の設置
感染が疑われる患者さんは、一般の患者さんとは入り口の異なる感染専用の待合室兼診察室で診察をさせていただきます。PCR検査や採血検査、会計など、すべてこの診察室で行います。処方薬があった場合には、患者さんの許可をいただければ、隣接した薬局にて感染対策を施した上で、速やかに処方薬を受け取ることができます。
他の患者さんや一般の方にも気兼ねすることなく診察から処方まで受けることが可能です。
なお、この感染者専用診察室では、患者さん毎に消毒と清掃を行っています。また、③で説明する空気清浄機:FDS-GONαも設置しているので、患者さん同士の感染を極力抑えられます。
③ エビデンス(科学的根拠)に基づいた空気洗浄機:FDS-ZEROとFDS-GONαの設置
数多くある空気清浄機の中で、浮遊ウイルスに対する除去性能評価試験 1) にてエビデンスのある空気洗浄機を設置しています。
一般の空気清浄機で使用されている高性能フィルタでは、ウイルスを確実に捕捉して不活性化させることは不可能であると考えられています。その理由は、ウイルスのサイズにあります。ウイルスは約0.1~0.2μmのサイズですので、高性能フィルタの代表格であるHEPAフィルタ(0.3μmまでの物質を捕捉)ではウイルスの補足には限界があります。この空気清浄機は、HEPAフィルタを通過した浮遊細菌や浮遊ウイルスに対して紫外線を照射することでウイルスなどを確実に不活性化させます。紫外線の中には、温暖化の一因となるオゾンを発生させる波長のものがありますが、当機に搭載されている紫外線ランプは、オゾンを発生させない安全なものです。HEPAフィルタと紫外線のハイブリッド除菌によりウイルスなどを完全にシャットアウトします。
1) 一般社団法人 日本電気工業会 JEMI467 家庭用空気清浄機 規定