✿ナース便り✿
暖かくて過ごしやすい日が増えてきましたが、みなさん体調を崩されていませんか?
実は、熱中症の救急搬送は5月から急に増え始めます。
「まだ真夏じゃないから大丈夫」と思いがちですが、この時期は体がまだ暑さに慣れていないため、知らず知らずのうちに脱水を起こしやすいのです。夏の暑さに慣れるのには2~3週間かかると言われています。
特に、心臓の持病や高血圧で当院に通われている患者様は、この時期の水分不足が心臓に大きな負担をかけてしまいます。
今回は、5月の熱中症対策について大切なお話をお届けします。
なぜ5月の脱水は「心臓」に負担がかかるの?
体が水分不足(脱水)になると、血管の中を流れる血液の量が減ってしまいます。
すると、体はがんばって血液を巡らせようとして、以下のような変化が起こります。
- 心臓がドキドキしやすくなる:血液が減った分、心臓がいつもより激しくポンプを動かすため、動悸や不整脈が起きやすくなります。
- 血液がドロドロになる:水分が足りないと血液が固まりやすくなり、血管が詰まるリスク(脳梗塞や心筋梗塞など)が高まります。
- めまいや立ちくらみが起きる:急に血圧が下がって、フラッと倒れてしまう危険があります。
お薬を飲んでいる方は、特に気をつけて!
普段飲んでいるお薬によっては、より注意が必要な場合があります。
- 血圧を下げるお薬を飲んでいる方
暖かくなると自然と血圧が下がりやすくなります。そこに脱水が重なると血圧が下がりすぎてしまうことがあるので、「めまい」や「ふらつき」がないか注意してくださいね。 - 利尿剤を飲んでいる方
お薬の治療として水分が体から抜けやすくなっているため、人一倍、熱中症になりやすい状態です。
※「体調がおかしいな」と思っても、お薬を自分の判断でやめたり、回数を減らしたりするのは絶対にNGです。まずは医師にご相談ください。
※忘れがちなのが、衣替えです。衣服はもちろんですが寝具は夏用に、エアコンの使用もお忘れなく!!